會田瑞樹パーカッションリサイタル2025

會田瑞樹(撮影・薮田翔一)

會田瑞樹(撮影・薮田翔一)

八村義夫作曲《星辰譜》演奏風景(撮影・薮田翔一)
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事業概要
會田瑞樹が心酔する作曲家八村義夫没後40年を起点とし、會田瑞樹独自の音楽のあり方を表明するリサイタル。共演には岩見玲奈、河村絢音、中川俊郎の各氏を迎え、緊張感あふれる八村の代表作《星辰譜》それに呼応する會田瑞樹の新作《酔郷譚》が奏でられた。
さらには日本現代音楽の巨匠、湯浅譲二、間宮芳生の各氏が會田のために遺した珠玉の作品を再演した。前半には「現在進行形のアジア」をテーマとし、タイの俊英Piyawat Louilarppraserの新作、佐原詩音が紡ぐアイヌを思慕する作品と、多角的な方向で音楽を高らかに奏でるリサイタルとなった。
- 実施時期
- 2025年10月3日(金)
- 実施場所
- 東京文化会館小ホール
プロフィール
【會田瑞樹】
「音楽の可能性を拡げ続ける情熱の人」(野本洋介氏/バンドジャーナル2025年12月号)
會田瑞樹は2010年のデビュー以来、常に多角的に音楽を見つめ、行動に移している。打楽器、とりわけヴィブラフォンのためのレパートリーの拡大を求め多くの作曲家との協働を通し、300作品以上の初演を通し音楽の未来を見つめている。
作曲家としても打楽器作品のみならず、管弦楽、室内楽、歌曲と多岐にわたる創作活動を展開。演奏家の視座を持った「見通しの良い音楽」(北爪道夫氏)と評されるなど、その活動範囲はとどまることなく、近年は教育の面においてもその大胆な発想を活かした行動的な指導に定評がある。




