《爆心へ》エピソード1#東京



事業概要
本プロジェクトは、爆心を暴力の中心として捉え直し、広島・長崎以外の場所とも結び付ける試みとして実施された。
8月15日は新井卓、川久保ジョイ、竹田信平らの映像上映に加え、小林エリカによるバスツアーや、被爆者団体「武蔵野けやき会」松田隆夫氏らを迎えたトーク、さらにゲストとしてラブリ・ウマヤンをオンラインで迎え、トークを行った。16日には小林と寺尾紗穂による朗読音楽劇の上映、登戸研究所の塚本百合子をゲストにトークを実施。
両日とも、非経験者による記憶の継承について討議がなされた。両日ともロビーでは新井・小林によるワークインプログレス作品の展示や竹田のVR作品の体験、参加者の声や記録映像の展示を行った。
- 実施時期
- 2025年8月15日〜16日
- 実施場所
- 日比谷図書文化館コンベンションホール地下一階大ホール/ Hibiya Library Convention Hall
プロフィール
【「爆心へ」実行委員会】
アートコレクティヴ 「爆心へ/To Hypocenter」は〈爆心〉を、人間だけでなくすべての生命に対する残虐行為の中心と定義し、芸術、行動、研究、物語を通して、〈爆心〉を語るオルタナティブな形式と方法論を探究することを目的に、2024年に日本国内外を拠点とするアーティスト、キュレーターら5名によって結成され、月例の研究会を基盤にエピソード形式の活動を通して全球的かつゆるやかなネットワークを拡大してきた。
2025年8月にはトリニティ実験および広島、長崎への原爆投下80年に応答するため広島、長崎、東京をむすぶ3400キロの行程を、アートバス「爆心へ」号で巡り、線的な移動とバスという半公共空間における出会いから触発される、複数の歴史/記憶をめぐる芸術祭を自主企画として実施した。




