キリシタンの見たローマ 修道士たちの残した16-17世紀イタリア音楽



事業概要
・平尾雅子、菅沼起一によるプレトーク<天正少年使節団の歴史の話とサヴァール氏との CD 録音の思い出>、ワークショップ「セミナリヨの音楽教育を体験しよう」を通じて16世紀日本における西洋音楽教育の場を体験する場を提供し、同時代の西洋文化受容のありさまを知識だけでなく実体験として経験する機会を提供した。
・演奏会<ペトロ岐部カスイ(1587‒1639)が、その⼈⽣で出会ったかもしれない⻄洋音楽>を行い、音楽を通じて彼の軌跡をたどった。
出演者
⼩野綾⼦(ソプラノ)、上村誠⼀(カウンターテノール)、⼤野彰展(テノール)、鈴⽊集(バス)平尾雅⼦、田中孝⼦、和⽥達也、加藤久志(ヴィオラ・ダ・ガンバ)上野訓⼦(コルネット)、⼩野和将(サックバット)、上⽻剛史(オルガン)菅沼起⼀(プログラム構成、リコーダー)
- 実施時期
- 2025年5月17日(土)
- 実施場所
- 日本ホーリネス教団 東京中央教会(東京都新宿区)
プロフィール
【イル・マドリガローネ】
2023 年に発足した16-17世紀の多声声楽曲の一つであるマドリガ ーレ及び古楽器アンサンブルを専門とする音楽団体である。 より多くの人々に古楽の音色を身近に感じてもらうために、文化の発信地である首都圏で演奏会や声楽ワークショップを開催。聴衆に開かれた古楽エンターテイメントの提供を目指すと同時に、現在日本で実施さ れている演奏実践のありかたを問い直し、最新の学術的な演奏研究を常に取り入れながら、 古楽演奏実践のあらゆる可能性を探求することを目的としている。 国内外で研鑽を積んだ各構成員らは、各々がソリストとして各分野の一線で活動しているこ とに加え、イタリア語やフランス語、ラテン語による混声合唱や器楽アンサンブルの指導を各地で行い、高い評価を得ている。