劇団子供鉅人演劇公演「逐電100W・ロード100Mile(ヴァージン)」
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 劇団子供鉅人
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成26年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

事業概要
豊島区立舞台芸術交流センター「あうるすぽっと」が主催する演劇フェスティバル「あうるすぽっとシェイクスピアフェスティバル2014」からの招きに応じ、劇詩人・シェイクスピアの四大悲劇の一つである「マクベス」を下敷きに、劇団子供鉅人の代表である益山貴司が書き下ろすオリジナル戯曲による演劇作品を上演。本作は、主人公であるマクベスによって父王を殺害され、他国に逃走した2人の王子に焦点をあてる。祖国からの逃走、あるいは脱出は、非常に今日的なテーマの一つであると考え、東日本大震災によりふるさとから避難した人々、福島の原発事故で生まれた土地を捨てなければならなかった人々。世界に目を転じれば、内戦や戦争で逃走を余儀なくされる。そういった事例は枚挙に暇がない。本作において、二人の王子を寓話的に描くことによって、「逃走」の背後に存在する、破壊と再生についてあぶりだし、人類が抱える「業」について考察する。
- 実施時期
- 2014年10月10日(金)〜13日(月・祝)
- 実施場所
- あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)(東京都豊島区)
プロフィール
【劇団子供鉅人】
2005年益山貴司、寛司兄弟を中心に大阪で結成。様々な方法論を駆使し、世界に埋没している「物語」を発掘するフリースタイル演劇集団。これまで、築 100 年以上の長屋で 20 人の観客を相手に演じる「家公演」シリーズ、多数のミュージシャンらの生演奏で謳って踊る「音楽劇シリーズ」などを上演。また、英語/仏語による作品で三度のヨーロッパツアー、町中を観客とともに巡るツアー演劇を行うなど、精力的に演劇の可能性を食い散らかしている。