アンドロイド版『変身』ヨーロッパツアー
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 有限会社 アゴラ企画
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成26年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

『アンドロイド「リプリーS1」』
山本尚明

出演者とともに:左からティエリー・ヴュ・フー、イレーヌ・ジャコブ、平田オリザ、ジェローム・キルシャー、レティシア・スピガレリ』
Langephoto/Seinendan
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事業概要
フランツ・カフカの代表作『変身』は、不条理文学、実存主義文学の先駆と位置づけられ、人間存在の不条理性を描いた作品。今作は、この『変身』をモチーフとした、アンドロイドと人間の俳優による翻案上演である。大阪大学と共同で進められてきたロボット演劇、アンドロイド演劇は、すでに五年目に入り、本作が六本目の制作となる。本演目は、フランス、ノルマンディの秋芸術祭参加作品として、ノルマンディ他ヨーロッパ各地で上演を行う。カフカの『変身』の執筆から百年が過ぎ、これまでも多くの舞台化、映像化がなされてきたこの名作を、最先端のアンドロイドを用いることで、新たな『変身』として創造する。
- 実施時期
- 2014年11月7日(金) ブダペスト/ハンガリー 2014年11月12日(水)~14日(金) ルーアン/フランス 2014年11月18日(火)~19日(水) ポワチエ/フランス 2014年11月27日(木) コンピエーニュ/フランス 2014年12月2日(火)~4日(木) アラス/フランス
- 実施場所
- トラフォ ハウス・オブ・コンテンポラリー・アーツ(ブダペスト) テアトル・ドゥ・フドル オートノルマンディ国立演劇センター(ルーアン) ポワチエ・テアトル・オーディトリアム ポワチエ国立舞台(ポワチエ) エスパス・ジャン・ルジョンドル 国立舞台(コンピエーニュ) アラス・テアトル(アラス)
プロフィール
【青年団】
青年団は、平田オリザを中心に1983年結成。独特の演出方法を用いた、静かで精緻な舞台作りが国内外から高い評価を得ている。2007年フランスの国立演劇センターと共同制作した『別れの唄』がフランス国内でロングランヒットし、以降フランス人演出家との共同制作公演を多数実施。また2008年以降、大阪大学と共同し、人間とロボットが共演する演劇を制作。2012年にはアンドロイド版『三人姉妹』により高い評価を獲得、国内外で公演を重ね、科学と芸術、異分野の先端的な知の融合として、各界から強い注目を集める。