NEO SHIGIN PROJECT
〜Japanese voice and spirit〜
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 乙津 理風
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年個人
平成27年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

撮影:高橋江理子
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事業概要
「詩吟」という日本の伝統文化の紹介。古典の詩を大きな声で「詠む」という行為の特異性とその意味を、実演とワークショップを通してわかりやすく説明する。また、現在に生きる参加者の日常や季節、行事にふさわしい詩吟で詠まれる詩(漢詩/和歌/俳句等)を、ふさわしい場所で詠むことで、古典と現在をつなげ、伝統文化の実質や普遍性にふれてゆく。さらに、海外公演や、その準備も踏まえた海外向けの字幕付き動画をインターネット配信することで、国内外で広く認知されることを目指し、国境や人種を問わず、「声に出して古典の詩を共有する」という行為が、情操教育や多文化・多民族の新しい共同体の形成に役立てることを目的とする。
- 実施時期
- 2015年4月1日(水) – 2016年3月31日(木)
- 実施場所
- 渋谷スタジオPaso、代々木公園、渋谷公園通りクラシックス(東京都渋谷区)、芝公園(東京都港区)、マサチューセッツ大学、gomenkudasai、unison(ボストン)
プロフィール
1981年生まれ。詩吟八段師範。渋谷センター街にてナチュラル詩吟教室主宰。5歳より詩吟を始め、数々のコンクールで上位入賞。落語家・柳家三三氏の舞台作品での詩吟指導のほか、詩吟ボーカルとシンセサイザーのユニット “neohachi” として活動する。2014年2月、『詩吟女子』(春秋社)を上梓。「鑑賞者との距離を縮める」をテーマに、現在のメディアを使った伝統文化の普及に取り組んでいる。その他講演活動やラジオ出演など。