バシェ音響彫刻の修復と活用
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- バシェ協会
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成27年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

撮影:村上一郎

撮影:村上一郎

撮影:飯田一夫
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事業概要
フランスの彫刻家フランソワ・バシェ(没年齢93)は、武満徹に招聘され大坂万博で17点の作品を制作したが、万博後作品は解体され倉庫に取り置かれていた。うち2点が2013年に修復され大阪・京都で公開されたが、今回東京での公開を機に、東京藝大古川研究室と共同で残りの作品の修復を試みるプロジェクト。修復に際し、他楽器を交えた演奏、ワークショップ、映像上映等を通してバシェ兄弟の音響彫刻の再評価を図り、最終的には作品の公的機関等への収蔵を目指す。
- 実施時期
- 2015年5月9日(土)、10日(日) 2016年1月(予定)
- 実施場所
- 東京国立近代美術館 講堂(東京都千代田区) ほか
プロフィール
当協会は、大阪府万博記念公園が所有するバシェ兄弟の音響彫刻の残存部材全ての修復を当面の達成目標とする。修復後にこれら音響彫刻群がバシェ兄弟の全作品の中でどのような位置付けとなるのかを専門家を交えて判断頂けるよう、修復期間中にはバシェの音響彫刻に関連したレクチャー、シンポジウム、コンサート、フィルム上映などを実施しその普及活動を展開する。バシェ兄弟の音響彫刻の再評価と適正な収蔵への道筋を作ることが当協会の活動目標であり成果となる。