賞道のすすめ
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 小林美術科学
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成28年度 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] 第2期



事業概要
経年劣化による褪色や仕様変更がおこなわれた国宝などの日本美術を、制作当時の色彩・仕様に学術的な知見をもとに復元。制作当時の文化風俗や建築等の背景を解説しながら、参加者が復元品を実際に道具として使ってみるという体験型の美術鑑賞活動である。 日本美術の多くが道具として制作されていたことに立ち戻り、触る・開く等の体験を通して自由に作品を賞め(ほめ)、日本美術のまなざしを取り入れ、日々をより豊かにする目的で提唱されているのが「賞道」である。 そうした文化体験が更に深まるよう、活動では制作当時の音楽(雅楽等)や調香、当時の食品や暦や季節に応じた呈茶も伴い、日本美術鑑賞を軸とした五感で楽しむエンタテイメントとして提供している。 ■講師:小林泰三 ■講座概要 ・開講前の小宴(軽食提供) ・制作された時代の文化風俗の説明 ・復元品を使っての体験 ・呈茶 ■協力 雅楽演奏家、僧侶等 ■呈茶協力 富士山まる茂茶園、神崎悠輔
- 実施時期
- 2016年10月25日(火)・11月29日(火) 2017年は1月-11月(予定)
- 実施場所
- 江戸からかみ東京松屋インテリア和紙ショールーム・ショップ(東京都台東区)2016年12月まで
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【小林美術科学】
美術品や古写真などのデジタル復元作事業のかたわら、復元技術や日本美術に関する講師派遣業もおこなう。また、あわせて職人らと積極的に連携する取り組みや、日本美術の研究・整理等にも力を注いでいる。「賞道のすすめ」では雅楽演奏家や茶師・茶人など、その回のテーマにふさわしい各界のアーティスト・クリエイターを召集している。