アラカワ・アフリカ8:オープンスタジオ
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- アラカワ・アフリカ実行委員会
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成29年度 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] 第2期



事業概要
《活動の趣旨・目的》 アラカワ・アフリカ実行委員会は、東京都荒川区でアフリカにまつわる芸術文化活動を継続的に行なっている会社やギャラリー、アーティスト団体等のメンバーを核に組織されている。 毎年夏から秋ごろの時期に実施する複合型アートプロジェクト「アラカワ・アフリカ」は、日本とアフリカという関係から、我々と共通しつつも異なる生活やものの見方を、展示や対話、交流を通して検証し、一般の鑑賞者に、多文化が共生する社会について楽しみつつ学び合う機会を提供している。 グローバルとローカル、両方の視点と価値観をもとに、アラカワ・アフリカは荒川区の下町文化の再発見を通して、地域固有の未来資源を掘り起しながら、意外な「隣人」との繋がりを深め、新たな価値観を提示する事を目的としている。 《活動の内容(プログラム、主なアーティスト・スタッフ等)》 今回は両地域をまたぐ人とコンテンツの往来を盛んにしながら、グローバルな視点をもった創造活動を中心にイベントを開催した。 1「アラカワ・アフリカ レジデンス」(Self Select: Nairobian in Tokyoの受け入れ) 《Self Select》は、アーティストの西尾美也が世界の諸都市で偶然すれ違った通行人に現地の言葉でお願いし、衣服を交換する姿を写真・映像で作品化する進行中のプロジェクト。今回の新バージョンでは、ケニア在住時に西尾の調査助手を務めていたナイロビ生まれナイロビ育ちのデービッド・オモンディを日本に招き、日本で見ず知らずの通行人と衣服を交換する指令を与えられたオモンディと、オモンディに声をかけられた人々の体験を、写真や映像、会話音声、日記などで表現する。活動拠点はオープンスタジオとして公開した。 2「アラカワ・アフリカ講座」 (1)《Self Select: Nairobian in Tokyo》の制作に携わるデービッド・オモンディさん(フィットネス・インストラクター)による、健康のための運動講座「デービッド・オモンディのナイロビ・フィットネス」 (2)西尾美也「ヴェネチア・ビエンナーレ2017におけるケニア館視察の報告会」 (3)ルワンダ×地域おこしをテーマに活動されている椎葉康祐さん(Bashi’s Kitchen主宰)をお招きしての「椎葉康祐のルワンダ料理のワークショップ」 (4)日本に暮らすセネガル出身のバ・アブさんと今回ケニアからはじめて日本を訪れたデービッド・オモンディさんらをお招きしての、自由に語り合う交流会「アフリカ人と語り合う夕べ」 3「アラカワ・アフリカ編集室」 これまでの「アラカワ・アフリカ」を通覧するアーカイブ作成と、出版に向けた編集を企画し、ギャラリーOGU MAG内での「アラカワ・アフリカ編集室」を、オープンスタジオとして公開した。 《実施スケジュール》 1「アラカワ・アフリカ レジデンス」 Self Select: Nairobian in Tokyo の受け入れ 2017年11月13日(月)-11月19日(日) 2「アラカワ・アフリカ講座」 2017年11月18日(土)、11月19日(日) 3「アラカワ・アフリカ編集室」2017年11月13日(月)-11月19日(日)
- 実施時期
- 2017年11月13日(月)〜11月19日(日)
- 実施場所
- ギャラリーOGU MAG (東京都荒川区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【西尾美也】
1982年、奈良県生まれ。同在住。2011年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)などを経て、現在、奈良県立大学地域創造学部専任講師。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目し、市民や学生との協働によるプロジェクトを国内外で展開。アフリカと日本をつなぐアートプロジェクトの企画・運営のほか、ファッションブランドFORM ON WORDSも手がける。