舐める、床。
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 踊る「熊谷拓明」カンパニー
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
令和2(2020)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]



事業概要
熊谷拓明が自ら作・演出・振付を手掛ける作品を“ダンス劇”と称し、独特の感性で紡ぎ出す台詞と、独創的な振付で物語を繰り広げる作品を数多く発表してきた。本作はこれまでのクリエーションの幅を広げ、美術・照明を物語に組み込みながら身体性の高いダンサーと共に挑む意欲作。 【あらすじ】 いつしか人たちは考える事をやめてしまいました。いや、考えることを恐れるようになったのでしょうか?他人の意見と感情に、必要以上に耳を澄ませて自分の心を思いやる余裕がなくなったのでしょう。8人が集まるのは、そんな人たちの心が生んだガラスの部屋。自分の形を人の言葉で知り、一喜一憂する日々。そんな日々に心が馴染まない男は、オブラートに包まれた自分の『本当』に向かって歩き出す。 出演:松田尚子 原田茶飯事 岡本優 東出宜子 原佑介 稲葉由佳利 福島玖宇也 熊谷拓明
- 実施時期
- 2020年12月10日(木)―2021年1月3日(日)
- 実施場所
- あうるすぽっと(東京都豊島区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【踊る「熊谷拓明」カンパニー】
2015年より踊る「熊谷拓明」カンパニーとして、創作活動を開始。舞台作品でありながら映画のような情景描写を得意とした作品は、台詞を喋っていた演者が揺れるように動き出し、いつしか激しい「踊り」となり、時には人間同士の感情のもつれも表し、次の瞬間には何事もなかったかのように歩き出し、話し始める。鼻歌のような歌がいつしか場面を動かすような音楽になり、音楽が去ると客席にテーマを投げかけるような台詞が始まる。日常生活からかけ離れた動きや、台詞を散りばめることで観客の視線を誘導するように運び、まるで映像のアングルを変化させるように場面を運ぶ「ダンス劇」としてジャンルを確立させている。