風琴百万石
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- チーム百万石
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
令和5(2023)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーI 単年助成

風琴百万石

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事業概要
楽器誕生200年を迎えたアコーディオンと、その原型といわれる笙に焦点を当て、今回のために作曲家5人が書き下ろした新作計10曲を一挙初演した。雅楽の楽器「笙」と西洋楽器のアコーディオンは発音原理が似ているが、音色や調律の微細な違いにより、合奏することで神秘的、瞑想的な和音の音場を生み出す。しかし両楽器の二重奏曲は希少であり、それぞれの独奏曲も少ない。 演奏会では、5人の作曲家それぞれの視点から提示することができた。特に両楽器が微妙な音程差をはらみつつ協和する音響は、この楽器編成の魅力と可能性を示したといえる。加えてエレクトロニクス等先端技術との組み合わせも実現でき、長い伝統を持つ両楽器が、現代のテクノロジーとも「協和」することを示すことができた。
- 実施時期
- 2023年10月22日
- 実施場所
- KMアートホール(東京都渋谷区)
プロフィール
【チーム百万石】
作曲家グループ「チーム百万石」は2014年、日本現代音楽協会に所属する作曲家5人により結成。2016年以降、毎回特定の楽器に焦点を当てた演奏会を年1回開催している。これまでリコーダー、琵琶、低音楽器であるバスクラリネットとファゴットの特集を行い、東京のほか金沢など地方都市でも公演を開催している。