日本・ミャンマー・イタリアをつなぐ絵画展と映画祭
~障害のある人の文化芸術のいま~
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 特定非営利活動法人 東京ソテリア
- 助成区分
- 芸術文化による社会支援助成
- 助成タイプ
- 単年
令和5(2023)年度 第1期 芸術文化による社会支援助成



事業概要
江戸川区で精神障害者支援を行っているNPO法人東京ソテリアが、エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局の患者達によるプロフェッショナルな劇団である「アルテ・エ・サルーテ」の監督、演者、精神保健局の協力者と、ミャンマーにおける精神保健医療福祉従事者を招聘し、世界精神保健デーに絵画展覧会・トークセッション・映画祭を一体的に運営した。 東京ソテリアでは、障害者による『マラー/サド』演劇を作り上げるために各地で2019年9月に日本人参加希望者を募り、オーディションを開催した。2020年5月から国内稽古を行い、2021年度には、場面ごとに各地で撮影した映像を編集し1つの作品に仕上げた。今年度はその映像作品を映画祭の企画の1つとして上映するだけでなく、ミャンマーやイタリアの精神障害者による映像作品を上映する映画祭をおこなった。同時に、障害者表現活動としての絵画の展覧会および表現活動のワークショップもおこなった。表現を一方的に流すだけにとどめるのではなく、その背景にある、表現活動をおこなうための環境、精神保健領域の情勢などについて、トークセッションをおこない、理解を深める企画とした。
- 実施時期
- 2023年10月6日(金)-9日(月・祝)
- 実施場所
- A YOTSUYA(東京都新宿区)
イタリア文化会館(東京都千代田区)
I.M.F.I. (Istituto per le Materie e Forme Inconsapevoli)(ジェノバ/イタリア)
PIME (Centro dei missionari del Pime)(ミラノ/イタリア)
プロフィール
【特定非営利活動法人 東京ソテリア】
精神障害を持っても地域の中で暮らせる社会を目指し、障害者総合支援法に基づく、グループホーム、地域活動支援センター、就労継続支援A型事業所、ホームヘルプステーションなどを運営している。精神障害についての普及啓発事業にも力を入れており、講演活動等を精力的に行っている。
日伊共同就労支援プロジェクト等の各種事業をイタリア、エミリア・ロマーニャ州地域保健連合機構ボローニャ精神保健-依存症局と協働し、活動を継続している。