譜面絵画 vol.15 1『良いキャンペーン』
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 譜面絵画
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
令和5(2023)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーI 単年助成



事業概要
本作では、二つの旅の話で、「ダーク・ツーリズム」「安楽死」といった現代における重要なトピックについて取り上げた。どちらのトピックについても賛否両論あるものであり、そこから考えられる両面をしっかりと捉えながら、悲劇の実体験とその風化を防ぐこと、または消費する人々、SNSなどを通した二次消費、顔の見えない人により無責任に引き起こされる炎上など、現代社会における問題を、譜面絵画としての視点で描き形にすることを目指した。 ■ 出演 高橋星音(青年団) 西村由花(青年団) 西山真来(青年団) 新田佑梨(青年団) 林ちゑ(青年団) ■ 音声出演 小見朋生(譜面絵画) 宮ヶ原萌(譜面絵画) ■ 脚本・演出 三橋亮太(譜面絵画)
- 実施時期
- 2024年5月25日(土)-6月2日(日)
- 実施場所
- アトリエ春風舎(東京都板橋区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【譜面絵画】
「新たな体験性(ライブ性)」を制作目的とし、演劇的想像力を介して誘発および展開するための作品の制作、発表を行なっている。
現在は上演の構造とその展開に主眼を置いている。戯曲の大きな特徴として挙げられる点としては、「入れ子構造」であり、シーンが段階的にかつ複層的に、エピソードの中においては継続的に変化していく。
テーマとしては、パンデミック以降から「旅行」「観光」について強く関心を抱いている。また、全生物に将来必ず訪れるものであり、生活とも切り離せない「死」についても継続して取り扱っている。
作品と空間がフィットした上で互いにシナジーが循環するような上演を目指しており、様々な空間や建築にあわせて作品を制作、発表してきた。上演される演劇から生まれる想像力が会場空間から外(観客個人の生活など)に広がり、上演に大きなうねりが生まれるような作品を発表し続けたいと考えている。